初めての方もできる!リアルな質感を出す色鉛筆の塗り方を紹介

体験記

リアルな色鉛筆画が素敵だと感じて「自分もやってみたい!!」と思い、必要な道具や始め方を知りたい方もいるのではないでしょうか。

色鉛筆画を始めるには、色鉛筆の選び方や塗るコツなどを知っておくと上達しやすくなります。

今回は、リアルな質感を出すために色鉛筆をどのように使ったら良いか、色鉛筆の塗り方を紹介します。

色鉛筆でリアルに塗るためのポイント

色鉛筆を使って、質感や色合いをリアルに表現するには、ここで紹介するポイントをぜひ取り入れてみてください。本物と見間違えるような鉛筆画が描けるようになるかもしれません。

光を感じやすいモチーフ(原画)を選ぶ

色鉛筆画を描く原画の画質が悪かったりピントがずれていたりすると、忠実な下描きが難しくリアルに描けなくなってしまいます。しっかりとした下描きができるよう細部までわかる原画を用意しましょう。

また、動物を選ぶよりも果物・野菜・金属などの表面がつるんとしていてハイライトが白く抜けるモチーフを選ぶと、描きやすくなる傾向があります。

描きやすいモチーフを選んで数多く練習を積み重ねることで、リアルな質感が出せるようになるでしょう。

トレース台を活用する

リアルな絵を描くには、描きたいものを忠実に写すことが大切です。そのためにはトレース台の活用がおすすめです。色鉛筆画の上達にはデッサン力が必要ですが、デッサン力を高めるには練習を重ねる必要があります。

トレース台を使うことで写真や絵を忠実に写せるだけでなく、下描きにかかる時間を大幅に短縮できます。トレース台の上にトレーシングペーパーを置き、写真や絵の下から光を当てて輪郭を写し取ります。このとき、ハイライトや影も写し取ると、よりリアルに仕上げられます。

トレース台の代わりに、日光や部屋のライトに透かして輪郭などを写すこともできます。

絵を描く回数が多くなればなるほど、絵は上達していきます。楽しんで練習を積み重ねていきましょう。

グラデーションを意識して塗る

グラデーションは、色鉛筆画をきれいに仕上げる重要なコツのひとつです。色の濃淡や明暗を少しずつ変えながら、境界線がはっきりし過ぎないようにすることで不自然さを抑えられます。

単色でグラデーションを演出する場合は、全体を薄く塗ってから濃くしたい部分に色を重ねます。一定の度合いで色を変えていくと、自然に仕上がります。

異なる色を使う場合は、薄い色に濃い色を重ねましょう。また、異なる色相を使うのであれば、緑・青・紫といったように色相環がつながっている色を選ぶと、自然なグラデーションに仕上がります。

色の組み合わせに加え、筆圧の調整によってもグラデーションをつけられます。弱い筆圧で塗ると薄くなり、反対に筆圧を強くすると濃くなるほか、重ね塗りの回数が増えるほど濃くなります。

混色するときは正しい順番で塗る

混色により、複数の色を重ねて塗るときは、明るい色または薄い色から先に塗るのが大切です。暗い色や濃い色を先に塗ってしまうと、後から塗る色がきれいに表現されなくなるためです。また、同じ色の組み合わせでも、塗る順番によって色合いが異なります。

混色でイメージ通りの色を表現するには経験が必要ですが、混色によって単色よりも色に深みや暖かみが出て、表現の幅が広がります。

なお、混色するときは力を入れ過ぎないことも重要です。

ハイライトを意識して入れる

リアルな色鉛筆画に仕上げるには、暗い部分と同じく明るい部分も意識して描きましょう。このとき重要になるのがハイライトです。

ハイライトは、光が当たりやすい部分に白などの明るい色を入れることで、立体的に見せる手法です。基本的にハイライト部分は、紙の白い部分を塗り残すことで表現します。でも、細かい箇所や小さな箇所など塗り残す箇所をひとつずつ細かく作るのは現実的ではありませんよね。

そこで役立つのが、消しゴムや白ペンです。電動式消しゴムは、細い線や小さな点を細かく白抜きでき、ハイライトを表現しやすくなります。

ボールペンや油性ペンなどの白ペンは、細かく白抜きできるだけでなく、紙の白以上の白を表現でき、アクセントとして活用できます。

一気に描き上げない

色鉛筆画は一気に描き上げるのではなく、全体のバランスを見ながら少しずつ描き進めることも大切です。色鉛筆画は、繊細な線を重ね塗りすることで、同じ色でも異なる質感を生み出すことができます。

筆圧によっても質感が変わるため、一気に描き上げてしまうと全体のバランスが取りづらくなります。強い筆圧で一気に書いた色と、弱い筆圧で線を重ねた色では仕上がり具合が異なるのです。

塗り絵に慣れてくると、とんとん拍子に塗りたくなるかもしれません。しかし、表現方法を学びながら少しずつ描いていくことで、全体の仕上がりがリアルになるので徐々に腕を磨いていくことをおすすめします。

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これから色鉛筆画を学びたい方には、Lakitのオンラインレッスン「初心者でも描ける!超リアルな色鉛筆画」がおすすめです。

レッスンでは、基本的な色鉛筆の使い方をレクチャーします。三原色と白・黒の合計5色の色鉛筆を使ってフルカラーを再現することを目指します。動画を見ながら、色を塗る練習だけでなく、色の要素について基本的なことも学習できます。

キット付きレッスンをお申し込みされた方には、初心者の方でも安心してレッスンを始められるキットをお届けします。必要な画材は、すべてキットに含まれており、届いてからすぐにレッスンを始められます。そのため色鉛筆選びに迷うことなく、絵を描くことに集中できます。

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初めての方でも簡単にリアルな絵が描けるよう、わかりやすく説明しているので、肩の力を抜いてチャレンジしてみてください。

まとめ

リアルな色鉛筆画を描くためには、色鉛筆を使った正しい塗り方を覚えることが大切です。今回紹介したテクニックやコツを参考にしながら、色鉛筆画を楽しんでみてください。

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