アルコールインクアートのやり方とは。基本とアレンジ方法を紹介

体験記

アルコールインクアートは、アルコールとインクで色をコントロールして、にじませたり広げたりして表現するアートです。風や傾きを使ってインクの混ざり具合を楽しんだり、アルコールで薄めて濃淡を楽しんだりします。

お手本がなく、やってみるたびに違う模様になるのもこのアートの特徴です。

アルコールインクアートのスターターセットは3,000円前後で入手できるので、手軽に始められます。

今回は、初めての方でもトライできるアルコールインクアートのやり方について紹介します。

 

\ 誰でも無心になって描けるアート /

 

【アルコールインクアート】基本のやり方

アルコールインクアートは出来上がった作品を見ると一見難しそうに見えますが、基本を押さえれば初心者でも楽しむことができます。アルコールインクアートで使う道具は下記の通りです。

・アルコールインク

日本製や海外製など幅広いアイテムがあります。国内メーカーのインクは色が豊富にそろっていて手に入りやすい点、海外メーカーのインクはゴールドやシルバーなどのメタリックが入ったものもそろっている点が特長です。

・無水アルコール液(カラーレスブレンダー)

インクを薄めたりにじませたりするのに欠かせないアイテムです。無水アルコール液はドラッグストアで購入できます。使うときはスポイトに入れて少しずつ垂らして使うのがおすすめです。カラーレスブレンダーは直接垂らしこむことができる形状となっています。

・合成紙

普通の紙を使うとアルコールインクがすぐ染み込んでしまうため、耐水性・耐久性に優れた専用の合成紙を使うのが一般的です。

・ドライヤー

アルコールインクをにじませたり、乾かしたりするのに必要なアイテムです。うちわを使って風を送ることもできます。

これらの道具を踏まえて、アルコールインクアートの基本的な手法を紹介します。

紙にインクを垂らす

まずは合成紙に仕上がりのイメージに合った色のアルコールインクを垂らします。アルコールインクの先端はスポイト式になっているので、1~2滴ほど垂らしてみましょう。

アルコールインクは、机などにつくと落ちないので注意が必要です。机に防水性のビニールシートなどを敷いて養生してから始めましょう。

インクの上にアルコール液を垂らす

垂らしたインクを広げるように、無水アルコール液(カラーレスブレンダー)やほかの色のインクを上から重ねて垂らします。加える無水アルコール液の量が多いほどインク色が薄くなるので、グラデーションを表現することも可能です。

ほかの色のインクと無水アルコール液の両方を使って、色の濃淡や重なりを表現するのも良いでしょう。イメージに沿って自由にインクを垂らしてみましょう。

インクをのばして形を作る

インクを垂らしたら、次はドライヤーで風を当てて模様を作ります。温風ではなく弱めの冷風を当てるのがポイントです。

風の強さを細かく調整できるドライヤーが手元にないときは、うちわを使ったり、紙を傾けたりしてインクを動かすこともできます。

風を送る方向によってインクの広がりも変わるので、どのような形にしたいのか考えながら風を当てます。

真上から円を描くように風を当てると形を整えることも可能です。綺麗な円にしたい場合は、インクの外周をぐるぐると円を描くように風を当てると良いでしょう。

ドライヤーで風を当てるときは、インクに直接風を当てるのはNGです。必ずインクの外周から当てるようにしましょう。

インクに直接当てると、インクの動きを上手くコントロールできず、丸くならなかったり、思いもよらない形になってしまったりと失敗することがあります。

乾かすのに時間がかかってしまうと、インクがついている部分とついていない部分の境目の線がギザギザになってしまいます。素早く乾かすことが大切なので、アルコールを垂らしたら急いで乾かしましょう。

また、完全に乾くまで風を当てることも大切です。乾くと色が変わるので、乾いたかどうかの目安になります。

インクはアルコールを垂らした範囲に広がるので、好みの風合いになるようにいろいろと試してみてください。

模様を繰り返し重ねる

ひとつの模様が完成したら、インクの色を変えて垂らす、風を当てるなどを繰り返し、イメージ通りの絵になるまで続けます。風で色がにじんだり、混ざったりすることで偶然できる絶妙な模様を楽しむのも醍醐味です。

同じ色ややり方、デザインで描いても、風を当てる方向の微妙な違いや濃淡によってまったく異なる作品が完成します。まったく同じ模様を作ることができないのもアルコールインクアートの魅力です。一期一会のにじみ方や混ざり方の風合いを楽しみましょう。

誰でも無心になって描けるアート

 

【アルコールインクアート】個性を出す方法

アルコールインクアートは、基本に沿って描くだけでも唯一無二の作品になります。さらに、ここで紹介するテクニックを用いると、より一層オリジナリティに溢れた作品に仕上げられます。

スポンジを使って色をぼかす

細いスポンジを使って色をぼかすと表現の幅がより広がります。垂らしたインクを乾かす前にスポンジを使って軽くたたいてみましょう。また、スポンジに直接インクをつけて色がかぶらないように重ねることでグラデーションを作ることもできます。

スポンジを使えば、インクの色を意図的にぼかして伸ばすことができるので、出来上がりをイメージしながらスポンジでアレンジを加えてみるのもおすすめです。

紙を傾けたり風を当てたりして自然にぼかすのも良いです。しかし、あえて作ったぼかしを組み合わせることで、作品の表情も変わってきます。自然なぼかしとスポンジで作ったぼかしの違いを上手に活かしながら思いのまま作品を作りましょう。

文字をそえる

完成したアルコールインクアートに文字を添えるアレンジもおすすめです。英字を添えて壁に飾る作品を作るのも良いです。

ポストカードサイズのアートならメッセージを書いてプレゼントするのも喜ばれます。

メッセージを書き込む際は、きちんと色が乾いてからにしましょう。専用の合成紙にはペンのインクが乗りにくい場合があるので、油性ペンを使うのがおすすめです。メッセージを書くことでにじんだり汚れたりするともったいないので、適したペンを使いましょう。

下描き

描く題材が決まったら、鉛筆やシャープペンシルで下書きしましょう。濃く描くと絵の具の色と鉛筆の色が混ざってしまうものの、薄すぎても色を塗る範囲がわかりづらくなります。絶妙なバランスで曖昧にならない程度の濃さで描くのがポイントです。

濃く描いたあとで、練り消しを使って線を薄くするのも良いでしょう。着色しやすいように下描きはしっかり描くことが大切です。

アルコールインクアートのやり方なら、Lakitのレッスンがおすすめ

アルコールインクアートは、インクとアルコールを垂らす位置や量、さらに風の当て方によって仕上がりが大きく異なるアートです。慣れるまでは思ったような形を描けないかもしれませんが、何度も挑戦するうちに、イメージ通りの色の広がりを作れるようになっていきます。

アルコールインクアートを学ぶなら、道具が一式そろうLakitのレッスンがおすすめです。「忙しい毎日に彩りを。はじめてのアルコールインクアート」にチャレンジしてみましょう。

このレッスンでは、メタリックカラーを混ぜて、部屋に飾れるオリジナルのアート作品や紙小物を作ります。

初心者でも使いやすい道具がキットで届くので、受け取ったらレッスン動画を見ながらすぐに始めることができます。

アルコールインクアートを応用すると、スマートフォンケースやアクセサリーのデザインにも使えます。自分で作ったアートを透明なケースに入れて、オリジナルのスマートフォンケースを作る方法なども紹介しています。

誰でも無心になって描けるアート

 

まとめ

アルコールインクアートは、色の重なりやにじみ、混ざりを楽しむアートです。風や紙の傾きなどが生み出す彩りと模様で、さまざまなアート作品を作ってみてください。

アルコールインクアートを学ぶならLakitがおすすめです。自宅ですぐに始められるキットが届くので、いつでも新しい趣味を始めることができます。オリジナルなアート作品を作ってみたい方はぜひLakitのレッスンの受講を検討してみてください。

  

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